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最後の授業 〜小学生の女のコと〜

病院内学級で出会った小学生の女のコは、耳コピが得意で、ピアノを習ったことはないけれど、楽譜を読むのが早く、いろんな曲をスイスイ弾くことのできるお子さんでした。

呼吸が苦しくなっている ターミナルのお子さんがいる時は、そのコが咳き込んだりすると 息を吸うのを待ってから 話しかけたり、息苦しそうな友達に、敢えて「大丈夫?」と聞かずに、見守りながら じっと待っていたりするような…さりげなく まわりを気遣うことのできる素敵なお子さんです。

そのお子さんも、長い間 闘病生活を続けていたのですが、とうとう… これ以上 できる治療はないとのことで、地元の病院へ戻ることになりました…。

本人は 自分の体の状況は知らずに 転院となり、遠い遠い地元へ帰ることができるということで、喜んでいたようです。

ちょうど 私が伺っている日が、こちらの病院内学級における最後の授業日となりました。

その日は、歌が好きな女のコと2人だけの授業となり、お友達が歌いたいという曲に合わせて いろんな曲を弾いてくれました。

途中で、歌が好きなお子さんが検査で呼ばれたので、1人の授業となり、そのお子さん自身が これまでに弾いた曲、歌った曲を 披露してくれました。
たくさん冗談を言いながら、無邪気に笑いながら演奏する姿は、とっても とっても輝いてみえました。

その様子を、担任の先生が録画されていて、放課後 そのお子さんの御両親と一緒に 大きなスクリーンで私も観させて頂きました。

しばらくすると…
御父様が 鼻をすすりながら 涙を流され、
御母様も目をおさえながら 涙を流され
担任の先生も私も…みんな泣いてしまいました。

小さい時から、ずっとがんばってきて
辛い治療にも耐えてきて
本当に…御両親は 何ともいえない お気持ちでご覧になられていたことと思います。

でも、最後の最後に
本人が 伸び伸びと楽しそうに演奏する姿を 御両親にお見せすることができたのは…良かったです。

2ヶ月程前から、痛みが激しく、授業の途中で病室へ戻ったり、参加できない…という日々が続いていたので。

最後の授業は…
やはり辛いものですが

授業の途中で 痛みが激しく 病室に戻ることになっても、
痛みで 机に顔を埋めることがあっても
いつも顔を出してがんばってくれていた…
そんな素敵なお子さんに出会えたことに
心から感謝したいと思います。

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