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2016年7月

電車の発車メロディが好きなお子さん♪

以前、病院内学級に在籍していた 小学5年生のお子さんは、電車の発車メロディが とてもお気に入りでした。

整形外科に入院している、準ずる課程のお子さんです。
電車が好きな方は たくさんいると思いますが、このお子さんは 時刻表が好き…とのことでした。

ある日のこと、授業が始まるので 教室に入ると、車イスに座ったまま、そのお子さんが ホワイトボードに たくさんの駅名を書いていました。
よく覚えているな…と感心しました!

毎週 違う路線の駅名を書いていて、見ているだけで とても面白かったです♪
そのお子さんが 授業に参加し始めた最初の頃は、電子ドラムなど いろんな楽器を練習していましたが、授業の参加者が そのお子さん1人だけ…という日に、発車メロディを聴かせると、「おぉ〜!」と言って、大喜び♪

「じゃ、弾いてみる?」
と言って、紙に カタカナで ドレミを書いて渡すと、すぐに練習し始めました。

ず〜っと前は、まだ 発車メロディの楽譜が出ていなかったので、よく頼まれて 耳コピしましたが、今は JR東日本などの 発車メロディが載っている楽譜 ( 「鉄のバイエル」 ) などが出ています。
少し シャープなどが多いものは、本人が弾きやすい調に 転調して 楽譜を作ると、スイスイ弾けるようになっていきました。


「外泊のときに、お母さんと おばあちゃんに 聴かせるんだぁ!」と、張り切っていました。


数曲 弾けるようになったあたりで…、教科書に載っている 「威風堂々」を 試しに弾いてもらいました。
前は、「難しくて無理…」と本人が言っていた曲です。

すると…、すぐに弾けるようになり、本人も びっくりしていました!
そのお子さんが練習した発車メロディの曲の中には、曲の途中で音がとんで、 指を 遠くまで動かさなくてはいけない曲もあったり、少し速めのテンポの曲もあったので、いつの間にか 上達して、簡単に感じたようです♪

発車メロディや流行の曲なども、曲によって、とても リズムが難しかったりしますが、太鼓の達人などのおかげなのか…? 以前よりも リズム感の良いお子さんが増えているな…と感じています。

そのお子さんは、ある時は、リハビリがあって、残り10分しか授業に参加できない…というような時も、駆けつけて よく練習していました。

初めて 授業を受けた頃は、まわりの 子どもたちが 観るような アニメなど、そんなに 観ていないこともあってなのか…?、自分の好みなどについて 遠慮して 言わないようにしていた気がするのですが、次第に 「僕は これが好き」というように、自分の意見や考えを まわりに はっきりと 伝えられるように変化していったのも…、何だか嬉しかったな…と感じました♪

ちょっとしたことが きっかけで、自分の意見などを 言わなくなっていくお子さんもいるかと思いますが、入院中や闘病中であっても、「そのままの自分」で良いのだな…と、子ども達が 自然と思えるような環境作りを、これからも 心がけていきたいと思います♪


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退院したお子さんが合唱部に♪

以前、病院内学級の中学部に在籍していたお子さんが、外来にきて、久しぶりに会うことができました!
今は、もう高校生です。
野球少年で、入院している当時は、野球アニメの「メジャー」(この時点で随分前に流行ったアニメだったかな…と思いましたが) に はまっていて、そのテーマ曲「心絵」が大好き…とのことで、キーボードの練習を始めました。

ピアノは習ったことがないとのことでしたので、最初は 1本指から…好きなように弾いてもらいました。病室で 何度も何度も 聴いていたようで、みるみるうちに 上達していきました。

かなり弾けてきたかな…という辺りで、「指使いも 少し意識すると、テンポ通りに弾いた時に 弾きやすくなるし、見た目も カッコ良いかも!」と伝えると、すぐに挑戦していました。

指使いのことを 伝えるタイミングは、難しいな…と思うのですが、まずは弾きたい!という気持ちが強いと思うので、最初は 自由に弾いてもらうことが 多いです。
小学生の教科書にも、指使いのことは 載っていますし、ピアノ教室であれば 当然 すぐに伝えるのですが、入院中のお子さんと接するときは、指使いについて 細かく言われるのは、(特に ピアノを習ったことがないお子さんにとっては) 少し…苦痛というか…ストレスになるだろうな…と思うので…。
まずは 思うままに弾いてほしいな…と 思い、最初は 1本指でも 何でもOK!という雰囲気で接しています。

ある程度 できてくると、指使いのことも含めて 少し難しいことにも挑戦しようかな…という 意欲が湧いてくる子どもが多いです。
当然のことかもしれませんが…、こうしたことを踏まえた上で、上手くタイミングを見計らって 次のことを提示することは…、本当に大切だな…と思うのです。

難しすぎるものを提示された時に、「ちょっと難しいから、違うのにする!」とか「もう少し簡単なものがいい!」などと すぐに自分で判断できるお子さんは良いのですが、難しいと思った瞬間に 「じゃ、やらない」となるお子さんや、そのまま 無理に がんばってしまうことによって、弾くこと自体が 苦痛になってしまう可能性のある お子さんもいると思うので…。

そのお子さんは、指使いも ある程度 気をつけながら、退院前に 最後まで弾けるようになりました!
本人も満足そうで、進んで 自分の演奏の録音などもしていました。

毎回 音楽の授業を楽しみにしてくれていて、キーボード練習に つられるかのように、歌も 恥ずかしがらずに 大きな声で 歌っていたな…と思います。

少人数の病院内学級で授業をしていると、自分の声が 全て聞こえてしまう…と思い、最初は あまり歌いたがらないお子さんも よく見かけますが、この時に 中高等部に在籍していたのは 男子ばかりだったものの、みんな よく歌っていました。

とはいえ…、そのキーボード練習をしていたお子さんが、まさか…高校生になって 合唱部に入るとは…、本当に びっくりです!!!

外来で会った時に、今 高校で 練習中の セカオワの「RPG」などを聞かせてくれました。

おそらく…退院できたものの、やはり 運動系の部活は難しいかな…という思いもあったと思うのですが、それにしても 合唱部とは…♪♪♪

とても楽しそうに 部活動のことも話してくれて、それが とても嬉しかったです!!
歌には…、いろんな力があるのかな…と改めて思った日となりました♪

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高校生とハモってみました♪

ある病院内学級に在籍していた、高校生の女のコは、いろんな活動をしていたこともあり、とにかく…ポップスの歌が上手なお子さんでした♪♪

クラシックとは また違う発声や 言い回しだな…と思う点が多々あるのですが、本当に素敵な歌声なのです♪
ギターが上手な 同じ高校生達とも 一緒になって、よくプレイルームで練習していたようでした。

その頃は グースハウス (YouTubeに 主にカバー曲の ハモり演奏をUPされているグループ)に 子ども達が はまっていて、 同じハモりをしてほしいなぁ〜と言われました。

YouTubeで聴いてみると…、素敵なアレンジのハモり曲が たくさんありました。早速 楽譜を購入しよう!と思ったのですが…、グースハウスさん達は 独自のハモりをされているため、楽譜が出ていなかったのです…。

そこで…和声的にみて、おおよそ こんな感じかな…というノリで、次の週に 病院内学級へ行ってみると…

子ども達のレベルが かなり高く、完コピを 目指していることがわかりました〜〜!!!
(焦りました〜〜〜!!)


これまで、楽譜の出ていない曲のメロディーを 耳コピしたことは何度もありましたが、ハモりを 完全にコピーするのは初めてのことで、しかも 結構レベルの高い内容だったので、もう必死でした〜〜〜。

で…、何とか 完コピし、更に 次の週に 子ども達と練習してみると…
ものすごく喜んでくれました♪♪♪

やったぁ〜!!!という感じです♪♪

ハモりが こんなにも 面白いものなのだな…ということを 子ども達に 改めて 教えてもらいました♪♪♪
子ども達の声が より目立つように、より素敵に聞こえるように ハモりを工夫すること…、それもまた とても楽しいものです。

こちらの 病院内学級には、高校生が多く 在籍していて、小学生は 1年〜6年まで一緒に授業を…と頼まれたりするため、最初に伺った頃は 慣れないこともチョコチョコありましたが、どんな場においても 必ず何かしらの方法が あるものだな…と思うので、更にがんばっていきたい!と思います♪

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病院内でのバンド活動♪

私が伺っている ある病院内学級では、週に1回 バンドの部活動が放課後にあります。

私はクラシックの声楽科出身ということもあり…、ドラムや ギターなどは、専門的に 習ったことはないのですが…、プロのバンドマンや そのお友達が お手伝いにいらして下さることもあり、勉強になりますし、とっても楽しいです♪♪

ギターは、試してみると…最初 かなり手が痛くなるので、私は毎年 少〜し試して、すぐに ひゃひゃ〜!となってしまうのですが、中高生の 子ども達は 本当〜〜〜に よくがんばっています。
ギターを始めて 数か月の中学生は、すっかり はまっていて、 新しいギターを購入していました!
購入する際にも、ボランティアでいらしている方が、そのお子さんにあったものを 選んで下さるので、本当に…ありがたいです♪♪♪

こちらの病院内学級には、寄付によって、素敵なギターやエレキ、ベース、電子ドラム、音響機材などなど…、部屋は小さいのに、いろんなものがあって…、初めて 訪れた時には 本当に感激しました!
辛い現実と 向き合わなければならない 病気の子ども達にとって、バンド活動が 大きな心の支えとなっている部分も大きいのだろうな…と、いつも感じています。

初めて こちらで教え始めた頃は、他の先生の御意見もあり、音楽の授業との兼ね合いが 難しい面もあるかな…と感じたこともありましたが、部活のバンドの曲であれ、今 流行の曲であれ、教科書の曲であれ…
その子にとって、心をつかむ曲であれるならば、どんな教材を使用しても 良いのではないかな…と、今は思っています。
進めるにあたって、一番 大切なのは、その子どもの心の状態がどうか…だと思うので。
もちろん、いろんなケースがあるとは思いますが、軸となる部分がブレることなく、 できる限り 最善を尽くしていきたいな…いつも思っています♪

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感染に関する意識の違い♪

病院内で感染のことに配慮する…というのは 当然のことですが、感染に対する 考え方や 対処の仕方は、病院によって 、あるいは 同じ病院でも 病棟によって、医療スタッフによって、様々だな…と よく感じています。
現在は、3病院の病院内学級に行ったり、NPOの活動で いろんな病院に伺うことがあるのですが、本当に様々です。

病院内学級の授業で、マスクをつけるのが必修の病院もあれば、特にマスクは つけなくても良い病院もあります。(インフルエンザの時期で 注意が必要な時や、耐性菌のお子さんの病室などに伺うような時は、病棟からの指示もあり、つけたりしますが)

移植部屋で 授業をする際には、イソジンで手洗いをすればOKなところもあれば、ミューズで洗えばOK、あるいは ゴジョーでプシュッとすれば OKなところもあります。

MRSAなどの 耐性菌のあるお子さんに接する際には、エプロンと手袋、マスクをして、終了後は ビニル袋に入れて 所定の場所に片付けますが、使用した楽器などは、病院でよく見かける 少しお高い 除菌ペーパーで拭けば OKというところが多いです。
が、使用した 楽器などは、マイペットを薄めた (病院の感染科がOKを出した) 液で 全てを拭かなければならない…という病院もあります。
マイペットは、お店でも よく見かけますが、こちらの方が 除菌ペーパーよりも 強力に菌をなくせるのだそうです。
で…、こちらの病院では、ESBL菌という耐性菌の検査もしていて、これに 当てはまるお子さんが 意外と…多いようで、この 病院内学級では、授業終了後は 子ども達が使った楽器、机、イスなど…全てを このマイペットを薄めた液で 拭かなくてはならないのです…。
もちろん、より清潔な環境を整えるのは必要なことですが、手が荒れる荒れる…。

結構 香りもきついので、体に良くない気がしますし、また違った意味で 使用する人は 気をつける必要があるのかな…?と思ったり…もしています。
手袋をはめるか、ペーパーをたくさん使って それに液をつけて拭いた方が良いのかな…と感じていますが、結局 (授業の合間は バタバタしていますし 手袋は あまり置いていないので) ペーパーで 色々拭いています。
で…結局 直に触れてしまうのですが…。
また、こちらの病院内学級では、数年前から 授業中は 外来で来たお子さんなどは 感染のことを配慮し、入室してはいけないことに 変わってしまいました。 そのため、外来の帰りに寄るお子さんが かなり減ったな…と感じています。
以前は、一緒に授業を受けていく お子さんが 時々いたのですが…。
もちろん、感染に気をつけることは、とても大切です。
でも、ん…何というか…その場に応じた 対応が 大切なような気がしています。

他病院の病院内学級では(病棟内に学校があるのですが) 、しょっちゅう 外来のお子さんが出入りしているところもあります。
もう一つの病院も、外来のたびに 顔を見せに来てくれるお子さんが 結構 います。

あまりに感染のことに対して、鈍感で…アバウト過ぎるのも困ってしまいますが、きっちりし過ぎて どこに焦点をおいているのか わからなく感じてしまうようなことは…避けなければならないかな…と個人的には思っています。
その度合いは難しいのですが、それもまた そのときの メンバー(病院内学級で 感染関連の係になっている先生や 同僚の方々)によって、病院によって、時期によって…変わるものなのかな…と思います。

ちょうど良い辺りを 上手くキャッチして、病棟との関係も良好に保ちつつ、子ども達や その御家族が安心して 過ごせるような環境作りを 心がけることが 大切なのかな…と思っています♪

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ボランティアの担当が…看護師さん♪

先日、ある 子ども病院に NPOの活動で訪れた時のことです。
到着すると、アシスタントさんが 看護師さんのところへ連れていって下さいました。
その看護師さんは、「アポなしだけど…」とおっしゃりながら 一緒に院長室へ。
チョコっと御挨拶すると…院長先生も そのNPOの HPなどを御覧頂いているそうで…
何だか… 色々と びっくりしました!
多くの病院は、ボランティア担当は 事務の方だったり、保育士さんがつくことが多かったりするのですが、看護師さんが 活動の最初から最後まで ついてて下さるのは 初めてのことでした!
何と活動し易いことか〜!!!

病室のプレイルームへ行き、電子ピアノなどセッティングし終えると、担当の看護師さんが 子ども達と 御家族さまに 向けて、紹介して下さいました。
普段 接している 看護師さんが 紹介して下さることで、病気の子ども達や 御家族さまに、安心感を与えるばかりでなく、活動する私にとっても…、何と心強かったことか…♪♪♪

思った以上に 活動し易い雰囲気となり、子どもたちが 遠慮なく リクエストを伝えてくれたのも
とても嬉しかったです♪

次は 腫瘍科病棟へ。
師長さんが イスなど すぐに御用意して下さり、こちらの病棟も とっても温かい雰囲気でした。
病室で待っていた 小さなお子さん達は、歌を聴くと ニッコリして、ケタケタと笑っていました。
そばで見ていたドクターが、その子ども達の素敵な表情を逃さないように…といった感じで、いろんな角度から たくさん写真を撮っていらっしゃいました。

思春期のお子さんの病室では、リクエストの嵐でした〜!
「情熱大陸」や「嵐」「愛を込めて花束を」「名探偵コナンの映画の曲」「ポケモン」などなど…、たくさん出てきて、御家族も含めて とても盛り上がりました。

病棟看護師さん達も、さりげなく 子ども達にリクエストを聞いて下さり…、本当に助かりましたし、ありがたかったです♪♪

終了後は、別室にて(短時間ではあるものの) ボランティア担当看護師さんと アシスタントとで、チョコっと振り返りもできました!
ほんの少しの時間ですが、振り返りをしたり、感想交換できるというのは…、とっても素敵なことだな…と思います。
他の ところでは、活動が終了したら サッと病棟を失礼することが多いので。

もちろん、保育士さんが 活動の間 ずっと ついてて下さるところもあり、それも また素敵で とてもありがたいことなのですが、看護師さんが ずっとついて下さる…というのは、初めてのことで、これは 本当に すごいことだな…と、(個人的には) 感じています。
やり易さの質が変わってくるので…♪

そうそう!昨日は 七夕でした。
病気の子ども達や その御家族の願い事が… どうか叶いますように♪

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