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育療学会と音楽療法学会にて♪ ~高山先生のお話~

8月に仙台で行われた日本育療学会にて、音楽に関する分科会がありました。慌てて 空いている席についたのですが、驚いたことに、隣の方がミュージックセラピー(音楽療法に関する雑誌)に載っていた 高山 仁先生にとってもよく似ていました。

この学会の参加者は、院内学級の先生や 病弱教育の研究などをされている大学の先生、国立特別支援教育総合研究所の先生などがほとんどでしたので、まさか音楽療法士の高山先生がいらっしゃる訳はない・・・と思い、よく似ている人がいるものだなぁ・・・と感心しながら、分科会の発表を聞いていました。

でも!やっぱり似ている・・・と思い、分科会終了後 思い切って 『高山先生ですか?』と伺ってみた所・・・、 ピンポ~ン!でした♪

最近、月に一度特別支援学校で、音楽療法のセッションなどを されているそうです。そこの学校の先生に誘われて今回参加されたとか・・・。納得しましたぁ~。

その1週間後くらいに、昭和音大にて 日本音楽療法学会が行われましたが、この時再び高山先生にお目にかかることができました。廊下で少し お話した程度ですが、このお話の内容が深く、大変勉強になりました。

お話とは、当然・・・・・ 育療学会の分科会に関する内容です。

この分科会では、ある院内学級で音楽を教えていらっしゃる先生の発表がありました。 MIDIを上手く活用したり、オルゴールを使ったり、転調できるCD機器を使ったり・・・、次々に教材が出てきて面白かったです~!とても勉強になり、すごいなぁ~と思いました。

ただ、チョコッと気になる点がありました。

一つは、重度のお子さんに対して行っている ‘偶然性による作曲’について・・・です。

これは、重度のお子さんのそばに音符の書かれたカードをおき、たまたま触れて落としたものを順に拾って音をつなげ、作曲していくというものです。さらに先生が豪華な伴奏をつけCDを作成していらっしゃいました。 

とても美しい曲で、その場にいた他の先生方から たくさんの拍手がおきていました。これは素晴らしいですね!とコメントなさった大学の先生もいらっしゃいましたし、もちろん私も自然と拍手をしていました。

こういった方法を取り入れて作曲されている方がいることや、研究なさっている先生がいらっしゃることも、随分前にきいたことがありましたので、こういう事も取り入れた方が良いのかなぁと、思い始めていました。   ・・・・・・が、何となく引っ掛かるような気がして・・・。

その音がその作曲法が、本当にそのお子さんが望んでいる音なのだろうか ・・・? と、正直 ちょっと迷っていたのです。

そんな時、再び高山先生にお会いすることができました。

高山先生は大いに疑問を感じていらっしゃったとのことです。

(会場はすごく盛り上がっていたので、先生はご自分の感覚が変なのかなぁ・・・と思っていたとか・・・。)

高山先生は、素晴らしい曲を聴けば一見すごいと思われるかもしれないけれども、大切なのは、そのお子さんが「何をしたか」ではなく、「何をしようとしているか」 だと教えて下さいました。これってすご~~~く重要なことで、貴重な言葉だなぁと思います。たった数分の立ち話で、こんなに重要なことを教えていただけるとは・・・と、感激してしまいました~!

そういえば以前、入院している重度のお子さんの保護者から『本人の力をもっと生かしてほしい。』 と学校の先生に要望が出たことがあると 伺ったことがあります。

私はこの話を聞いた時、本当はもっと・・・何年も前から、その方はこの言葉を伝えたかったのだろうなぁ・・・と思いました。 きっと学習発表会の時なども、はがゆい思いをされていたのではないかと思います。

それ以後、私も出来るだけ本人の自発的な力を生かしたいなぁ・・・と強く思うようになりました。 お子さんによって、動かせる箇所も違いますし、難しい点はたくさんありますが・・・。 でもきっと、それぞれにあった良い方法がある筈ですよね!

高山先生は、ある特殊学級の学習発表会で、普段のセッションをそのまま見せたことがあるそうです。その時、健常児のクラスの保護者がたくさん涙を流されていた・・・ とおっしゃっていました。

立派な演奏よりも、「何かをしようとしている」姿こそ、人は心を動かされるのかもしれませんね。

今回のことを通して、少しでも迷いや疑問を感じた時、もう一度深く考えることは、本当に重要だなぁ~と改めて思いました。 分科会でのことに関しては、たまたま高山先生からヒントを頂くことができましたが、これからはできるだけ自分で、的確な判断ができるようになりたいなぁ~と思います。 

きっとそれが、病気の子ども達やその御家族のためになる事に 繋がるような気がするので。

もう一つ、高山先生の話を伺って 疑問に思うべきだったな・・・ということがありましたが、それに関しては、また別の記事で 書こうと思います♪

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