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小児精神科専門病院における研修会にて♪

小児精神科病院にて研修会がありました。今回が 第2回目とのことで、私は初めて参加しましたが、大変勉強になりました。

最初は、院長先生による講演。

「医療現場からみた発達障害児の現状と動向」についてお話がありました。

そもそも‘障害’という言葉には、色々な意味が含まれているようです。

Disorder は・・・ 広汎性発達障害・注意欠陥多動性

Handicap は・・・ いわゆる‘障害’

Disability は・・・ 神経心理学の学習障害 

・・・を意味するそうなのですが、日本語では、すべて‘障害’と訳されています。

また、知的障害を意味する英語はないのだとか・・・。これは意外だなぁと思い、私は驚きました。

でも、院長先生曰く、この世の中は障害だらけで大差ないのでは?! ・・・とのこと。 更に、病気と健康の境目というものは、ないのではないか・・・ともおしゃっていました。本当に子ども達に対する理解が深い先生なのだなぁ・・・と思い、夢中で話に聞き入ってしまいました~。

受診者の最近の傾向としては、注意欠陥多動性障害(ADHD・・・詳しくはこちら♪)のお子さんよりも、高機能広汎性発達障害(PDD・・・詳しくはこちら♪)のお子さんの方が、増えているそうです。

広汎性発達障害の中に、自閉性障害・アスペルガー障害などが含まれ、以前は、知的障害を伴う自閉症が代表的と考えられていたとのことですが、最近は知的障害がない高機能自閉症・アスペルガー障害が注目されているとか・・・。

周りと上手くコミュニケーションが取れなかったりした時、本人はどうしてよいかわからないこともあるとのこと、そうした状況を手助けするためにも、専門性の高い医師の育成や、他分野との連携についても、強く主張なさっていました。とっても大事なことだなぁと思います♪

続けて、教育と発達障害についてお話されていましたが、特別支援教育についてもよくご存知なので、何というか・・・驚きました~! 教育だけでなく、心理・医療との連携の必要性についても触れられていて、こうした考えは 本当に素晴らしいなぁと思います。

また、発達障害児・者と支援に関する項目では、支援は誰が望んでいるのかということ、必要な時に必要な支援を・出来ることと出来ないことを明確に・障害は誰にでも生じる可能性があること・・・について述べられていました。

更に、援助者の論理で対応していないか、プライドを傷つけていないか、本人らしく生きているだろうか、信頼を得ることができたか・・・ということも、発達障害とつきあっていく中で大切ではないかというお話がありました。これは言葉で表現するよりも、ず~っと大変なことではないかと思われますが、やはり大切なのでしょうね・・・。保護者への手助けについても色々と話して下さり、様々な形で工夫しながら、きめ細やかに対応なさっていることを知る事ができました。

そもそも、診断というのは何のためにするのか・・・。

それは、保護者が この子のために ガンバロウ!と思ってもらうためにするのですよ・・・とのこと。

この言葉は、ズシリときて・・・私にとって、忘れられない言葉となりそうです。

最後に、院長先生からのメッセージをそのまま載せます。

発達障害と考えられている人の中には、特定の分野で素晴らしい業績を残した人がいる!社会を積極的に動かしている人には、発達障害的な人が少なくない!対応によっては、思春期になって、社会的に逸脱する人もいる!子どもの頃の対応こそ重要である!

・・・本当に素晴らしい講演だったなぁと思います♪

子どもを深く理解するとは、こういう事をいうのかな・・と思いました。

自分の勉強不足を痛感しつつ、本当に収穫の多い研修会だったなぁと深く感じています。

もっと学んで、病気の子ども達やその御家族の手助けやお手伝いが、少しでも できたらいいのですが・・・♪

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コメント

音と風さん
 
 とても中身の濃い講演会に参加されたんですね。
 
 私も以前、広汎性発達障害などの「診断」について、どうして必要なのかな、と考えたことがあります。特別な治療法もなく、親や家族を悲しませるだけなのに…、と。また、診断名がついてもつかなくても、目の前にいる子は何も変わらないのに…、と。
 
 でも、今はやはり早期に「診断」してもらってよかったと思います。
 私たちって、どうしても自分を基準に考えがちで、障害とかそういうことがなくても、「なぜ、あの人はそんなことをするのかしら。」とか「あの人、変わってるよね。」と、自分と価値観などが異なると遠ざけたり、怒ったりしてしまいます。
 育児も同じで、自分に都合が悪いこと(自分の価値観と異なること)をされると、どうしても苛立ったり怒ったり、ときには手を上げてしまったりします。もちろん、健常のお子さんにもそういうことはあると思うのですが、おそらく比較的早く通り過ぎていくので大事にはならないと思うんです。でも、成長がゆっくりな子、成長がアンバランスな子はそうはいかないので、親子の格闘が長引いてしまうんです。
 そこで、「診断」を受けることにより、「あなたとこの子は違う」ということを宣告されるわけです。私は、自分の価値基準で「よい」と思われる子を育てようとしていたわけで、その価値基準は違うよ、と言われたようで、はじめはやはりショックでした。それはたぶん、どう育てていいか、自分が育ててもらったようには育てれない、周りに見本が無い、という戸惑いがあったのだと思います。
 でも、その診断名(自閉症)に関するいろんな方の講演会を聞いたり、関係する本を読んだりすることで、その“世界”を多少理解するようになり、それでもはじめは「別世界」だと思っていたのですが、徐々につながってきて、今はある意味同じ世界にいるのかな、と思えるようになりました。
 だって、「あなたとこの子は違う」って当たり前のことですよね。それぞれ個人個人なんですから。最近やっと、自分の基準を押し付けてはいけないんだ、ってことに気づき始めました。
 まぁ、なかなか実体は伴いませんが coldsweats01
 
 わかりにくいことを長々とすみません。偉そうなこと書いてますけど、気分のいいときしか、こんな風に考えれないんですけどね。
 また、いろいろ教えてください。

投稿: ぴさまま | 2008.08.18 16時21分

❖ ぴさまま 様 ❖

心のこもったコメント本当にありがとうございました♪

ぴさままさんの思いが、ひしひしと伝わってきました。

「診断」って確かにそうですよね・・・。病気の種類に関わらず、それによって辛いを思いをする方は、数多くいらっしゃることと思います。

記事ではあまり書きませんでしたが、その点に関しては、院長先生もすごく気を配りながら対応なさっているそうです。現実を受け入れる事のできない保護者もたくさんいらっしゃる訳で、そう感じた場合は病名をすぐには伝えなかったり、こういう取り組みをなさっている方もいらっしゃるのですよ・・・と、間接的に療育を薦めたり・・・、そのきめ細やかな対応にも私は驚きました。私の書き方が下手なために誤解を招くことがあるといけないかな・・・と思い、あまり書きませんでしたが。

ぴさままさんのように、色々と勉強なさっている方の場合は、細かい説明や具体的な事など、色々と話すことが多いと伺いました。

病気と健康な人の境目などないのではないか・・・!と、心の底から思っていらっしゃる先生だったと思います。


金子みすずさんの詩に、確か・・・

‘みんなちがって、みんないい’

とかいう言葉があった気がします。(違っていたらすみません!)
この言葉が、何だかすごく心に響くなぁ・・・と思った事があります。レッスンで、周りの人のようにもっと上手に歌えたらなぁ・・・と思った時だったか、家族のことで色々と思う時であったか、チョッと忘れましたが・・・。

みんな違って当たり前なのですよね。

でも、ぴさままさんのおっしゃるように、いつもそう思える訳ではないのも、何だか分かる気がします。
でも、それでいいのではないでしょうか・・・?!

もちろん、いつも心の底からそう思えたら嬉しいですが、毎日の生活の中で、思い通りにいかないことは多々あるものですよね・・・。そういう時に無理をして平気な顔をするよりは、今日はそう思えない・・・と認めてしまった方が楽なような気がします。というか、逆に前向きになれるのかなぁ~と!

無理に思い込むことは、結局の所、ストレスをためることになるような気がするので・・・。

ん~。何だか色々と書いてしまってすみません・・・。

夏休みは、きっとお忙しいですよね!
どうかあまりご無理なさらないで下さいね♪

何か思うことがあったら・・・、いつでも遠慮なくコメントなさって下さいね♪

投稿: 音と風 | 2008.08.20 02時22分

音と風さん
 
 お久しぶりです。コメントしたかったんですけど、今日になってしまいました。
 
 丁寧なコメントありがとうございます。
 うちが診断を受けたのは、いまから8年くらい前なのでもう状況は変わっているかもしれないのですが、少なくともその当時私が診断を受けた病院でははそういった配慮はされていなかったように思います。多くの方が、診断を告げられてから前向きに考えられるようになるまでに、とても時間がかかっていました。
 もちろん、いくら十分な配慮がなされたからといっても、最終的に本人が何がしかのアクションを起こさない限りは前に進むことはできないのですが。音と風さんが出会われた院長先生のように、診断を受ける側の立場に立った考え方が広く浸透していくといいなぁ、と思います。
 
 金子みすずさんの詩、私も好きです。
 私が尊敬している友人に教えてもらったんですけど、
「みんなちがって、みんないい。」
 すごく心に滲みます。

投稿: ぴさまま | 2008.09.05 14時44分

❖ ぴさまま 様 ❖

診断を告げられてからの苦しみというのは、 想像以上のものなのだろうな・・・と思います。

色々な葛藤や思いをかかえながら、頑張っている方がたくさんいらっしゃることを、常々忘れずにいたいです。

このコメントのお返事を書くにあたって、チョコっと考え込んでしまい、遅くなりました。すみません!

どんな障害を持つ方も、生きやすい環境がもっと整っていくと良いですね♪

投稿: 音と風 | 2008.09.09 23時25分

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